
フルート
フラウト・トラヴェルソ

子供の習い事として
楽器の置き場所を取らないフルートは音楽教育の導入として最適です。「魔法の道具」である楽器の演奏技術を習得することで、道具を目的のために使うスキルが身に着き、またクラシック音楽を中心に芸術音楽に触れることで表現力、感受性、集中力を養うことができます。
吹奏楽やオーケストラで
フルートを演奏している方の
レベルアップに
吹奏楽でもメロディーを中心に担当するフルートですが、しなやかな演奏を実現するための体の使い方、より繊細な演奏技術を習得することで、合奏の中でのパフォーマンスが飛躍的に向上します。
大人の習い事として
フルートはコンパクトで持ち運びが容易なため、隙間時間に練習しやすい楽器です。息と指を使うため、健康に音楽を楽しむことができます。これから音楽に取り組み始めたい方には、木管楽器の中では比較的ランニング・コストがかからないフルートは最適な楽器といえます。
プロの演奏家の方の
インスピレーションに
フルートの歴史は長く、各時代の作曲者が想定したフルートの音色や、発音について知識を有し、そのスタイルを演奏に取り入れることは、モダン・フルートでの演奏表現に大きなインスピレーションをもたらします。ルネサンス・フルート、フラウト・トラヴェルソ(バロック・フルート)、クラシック・フルート(18世紀の多鍵フルート)といった各時代の楽器をレッスンの際に体験していただくことも可能です。
フラウト・トラヴェルソ(バロック・フルート)とは?
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19世紀にベーム式フルートが発明され、ヨーロッパ各地で広く普及する以前は、バロック・フルートのシステムを基本とした楽器が、少しずつ時代のニーズに即した変化を遂げながら演奏されてきました。トラヴェルソの演奏技術を習得することはフルートのための楽曲にとどまらず、音楽そのもののより深い理解へとつながります。
フルートのレッスンも、フラウト・トラヴェルソのレッスンも、その両方のレッスンも大歓迎です!

テューバ
ユーフォニアム
習い事として
テューバとユーフォニアムは吹奏楽で始める方がほとんどの楽器です。そのためピアノ教室や、ヴァイオリン教室のように個人で習える場所はそう多くありません。音が好きで楽器に魅力を感じ、吹いてみたい、習ってみたいという皆さん、テューバ、ユーフォニアムを始めてみませんか?
吹奏楽部で吹いている方の
抜本的レベルアップに
吹奏楽において、ひとりひとりが基礎力、音楽への理解度を上げることは、バンド全体のサウンドの大幅な向上に直結します。それにより大きなやりがいが生まれ、テューバやユーフォニアムを演奏する楽しさと喜びを、より一層実感することができるでしょう。
大人のテューバ奏者
ユーフォニアム奏者に
大人のテューバ、ユーフォニアム奏者のためにも特別な練習プログラムをご用意しています。練習時間を十分に確保できていないと感じている皆様も、確実に上達を実感していただけるレッスンプログラムをご用意しております。基礎練習、エチュード、デュエット、ソロ等をバランスよく取り組むため、限られた練習時間の中でテューバ演奏に必要な技術力と音楽家としての基礎力を磨くことが可能です。
テューバで自由に
楽しくメロディーを!
テューバは金管楽器の中で最低音域を担当する楽器ですが、音楽の素晴らしさを深く享受するためには、メロディーの演奏法を習得することが欠かせません。メロディーとベースラインを合わせて学んでいく中で、各時代の音楽のスタイルへの理解、和声や拍子への理解が深まっていき、より深く音楽演奏を堪能することができます。
ユーフォニアムはテューバの仲間
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ユーフォニアムはトロンボーンと共通のマウスピースを用いて演奏される楽器ですが、その演奏法はテューバと共通するところが非常に大きい楽器です。ヨーロッパではバリトン、ユーフォニアム、テューバは同じ指導者が教えることが多く、本音楽教室講師もドイツと日本でユーフォニアムの豊富な指導経験および室内楽、オーケストラでの演奏経験があります。またヨーロッパでは子供が構えるのに無理の少ない楽器であるバリトンやユーフォニアムで金管楽器を始め、後にテューバやトロンボーンなどに転向する方も多くいます。
小学校、中学校、高校の部活動や一般バンドでユーフォニアムを担当している方はもちろん、金管楽器演奏に興味がある方、習い事としてのユーフォニアム始めてみませんか。演奏技術の向上はもちろん、クラシック音楽を中心にレパートリーを広げていくことで音楽演奏の基礎を身に着けることができます。
テューバのレッスンも、ユーフォニアムのレッスンも、その両方のレッスンも大歓迎です!

「からだを楽器に変えるエクササイズ」「発音から考える音楽演奏」
すべての歌手、楽器演奏家を対象とした新しい形の音楽レッスンです。
「からだを楽器に変えるエクササイズ」
― 「鳴らす」感覚から「鳴る」感覚へ ―
拡声装置を使わないことが圧倒的に多いクラシック音楽の演奏において、良い「鳴り」や良い「響き」は、ほとんどの演奏家が関心を持っている要素だと思います。「鳴り」、「響き」は、「音色」および「音質」と切り離すことができない音楽演奏においてとても重要な要素です。
エクササイズを通して、「からだ」をより響く、より鳴る「楽器(共鳴体)」に変えていくことで、練習時の意識、練習時間および集中力を「鳴らすこと」ではなく「音楽そのもの」に向けることができます。
この「からだを楽器に変えるエクササイズ」はストレッチの要素と、呼吸のトレーニングの要素をバランスよく含み、日々のウォーミング・アップおよび心身のコンディション・ケアに最適です。
普段着で行うことができ、マットなどを用いずに行えるプログラムになっており、自宅でも練習室でも時間を問わず行うことができます。特に初めての方には即効性が感じられるので続けやすく、練習全体の効率も上がります。
「からだ」を自然に響かすことができればもちろん「楽器」が自然に響き、「からだ」と「楽器」両方が響けば「ホール(空間)」が響きます。「鳴らす演奏、響かせる演奏」から、「鳴る演奏、響く演奏」 に移行することで大きなステップアップを期待することができます。
「からだを楽器に変えるエクササイズ」を全ての歌手、楽器演奏家にお勧めいたしますが、特に以下のような方にお勧めです。
-もっと「鳴る、響く」演奏がしたい。
-音が遠くまで届いている実感がない。
-より自由に演奏したい。
-日々のコンディションの差が大きい。調子の波が大きい。
-まっすぐ音(声)が伸びない。
-練習しても上達が実感できない。伸び悩んでいる。
-大きい音が出にくい。響きが足りない。
-必要以上に力が入ってしまう。
-調子が悪い。
-練習、演奏によって生じるからだの痛みやコリがある。
-演奏の改善や体のコンディションの維持、向上のためにフィ
ジカル・エクササイズに興味はあるが、何に取り組んで良い
かわからない。
「発音から考える音楽演奏」
― 語学的な視点からの音楽へのアプローチ ―
欧米の器楽演奏家、歌手、室内楽、オーケトラの演奏を聴くと、日本で行われている演奏と何か決定的な違いを感じるにも関わらず、「どこが違うのか」「何が違うのか」を把握し、理解することは難しいことです。
クラシック音楽は中央ヨーロッパを中心としたヨーロッパの伝統芸術であり、ヨーロッパ言語の発音システムを用いて演奏した際に最大限に機能するように書かれています。そのために言語的なアプローチの発音練習を用いることで、より自然な音楽表現を実現することが可能になります。またクラシック音楽で使われる楽器は、ことごとくヨーロッパ言語を話す発音の感覚において、より効果的に効率よく演奏できるように発展してきました。ヨーロッパ言語を話す人たちが当たり前に行っている感覚を、発音メソードを通して練習することで、演奏全体に大きな上達、発展をもたらします。
このワークショップでは各楽器の奏法については、もちろん一切触れません。いつも自分が勉強し、練磨している奏法(歌唱法)に発音のメソードを加えるだけで、大きな変化,成果が生じます。
「発音」とは演奏する全ての音に影響する要素であり、和声やその他の音楽理論同様とても重要であるにも関わらず、「楽器演奏と切り離した理解を促す教育」は専門教育機関を含めほとんど行われておりません。普段当たり前に捉えている発音に関係する要素「タイミングとは何か」、「音価とは何か」、「拍とは何か」、「拍子とは何か」、「フレーズィングとは何か」、「音程とは何か」をヨーロッパ言語の発音の仕組みから再考してみませんか。
「発音から考える音楽演奏」を全ての歌手、楽器演奏家にお勧めいたしますが、特に以下のような方にお勧めです。
-限られた練習時間をより効率的に使いたい。
-発音が遅れてしまう。ぶれてしまう。
-レガートがうまくかからない。
-出だしが怖い。
-フレーズが続かない。各音の発音で流れが切れてしまう。
-音色の種類にバリエーションがない。
-発音前に(吹く前に)動作が(息が)止まってしまう。
-演奏が停滞してしまう。間が持たない。
-これからヨーロッパ言語の国へ勉強に行く。
-日頃のレッスン、欧米人のレッスンをより深く理解したい。
絵画、舞踏、演劇、文学、写真など芸術文化への取り組みは人生を豊かにします。その中でも音楽ほど、始めた瞬間から芸術に直結するものはありません。なぜならば音楽は何百年にもわたる先人たちの積み重ねの上に成り立ち、先人たちが残した素晴らしい作品に取り組むことで演奏技術と音楽知識を習得し、芸術を深めていくものであるからです。今日世界中で演奏され、日々聴かれている音楽は、映画音楽、ポップスやジャズなども含め、ほとんどすべてが中央ヨーロッパ発祥のクラシック音楽に由来します。管楽器はとても長い歴史を持つ直感的な楽器群です。楽器演奏を通してクラシック音楽を深く愉しみ、音楽芸術を享受してみませんか。